大森荘蔵生誕100年

大森荘蔵さんがお生まれになって、100年になるとのこと。

👉現代思想2021年12月号 特集=大森荘蔵 | 青土社
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3635

学生時分、図書館でひもといた『物と心』に衝撃を受けたことをよく覚えています。
どのような衝撃か?どうしてか?ぼくは今なお何も説明することができないのですが、
そのヒントとなりそうなツイートがこちらです。

👉永井均@hitoshinagai1
まったく同感。私なら「本当に」を「直に」と言い換えたいが。
哲学の文献からではない、という意味だ。
ただこの一点において大森荘蔵はダントツに素晴らしい。
https://twitter.com/hitoshinagai1/status/959610284380905472

👉永井均@hitoshinagai1
「直に」の読みは「ちょくに」ではなく「じかに」です。
ところで、ときに誤解している人がいるのでひとこと付言しておきますが、
事実として、これはかなり珍しい例なのです。
世界の哲学史を眺めても、大森さんほど「直に」性を感じさせる人はそんなにはいません。
https://twitter.com/hitoshinagai1/status/959760174092185600

永井さんの言葉を借りると、ぼくもまさしく大森さんの「直に」性にひかれたんです。
皮肉なことに、ぼく自身はこの所感すらまったく自分の言葉で語り得ていないわけですが。

とても残念なことに、ぼくは大森さんの謦咳に触れたことがありません。
でも、一度だけ、大森さんの奥方にお目にかかったことがあります。

彼女のたたずまいから、
ぼくは大森さんの人となり(の少なくとも一部)を知ることができた気がしたのでした。

ひとことで言うと「上品」。田島正樹さんによれば「端正」。

👉山形新聞ことばの杜(大森荘蔵先生)| ララビアータ田島正樹の哲学的断想
http://blog.livedoor.jp/easter1916/archives/52521858.html

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